JFEが7連騰、鋼材需要と市況改善を踏まえ今期業績見通しを大幅上方修正
ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>が寄り付きからマドを開けて大きく買われ7連騰となっている。12日の取引終了後、22年3月期の連結税引き前損益を従来予想の1900億円の黒字から3400億円の黒字(前期は49億3000万円の赤字)へ上方修正すると発表しており、これを好感する買いが入っている。
原料コスト上昇分の鋼材価格への反映に加え、輸出を中心とした市況上昇に伴う販売価格の改善、国内外グループ会社の収益増加、棚卸資産評価差などが寄与し、鉄鋼事業の利益が前回予想から倍増となることが上振れの主因。併せて、従来未定としていた上期配当を60円(前年同期は無配)実施する方針を示した。下期配当は引き続き未定とした。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)の税引き前損益は854億4200万円の黒字(前年同期は504億4000万円の赤字)だった。
株探ニュース