東京製鉄がジリ安基調、鋼材価格据え置きも市況の先行き懸念の売りが続く
東京製鐵<5423>がジリ安基調。同社は21日、11月の鋼材価格を公表。全品種で価格を据え置いた。10月に価格を大幅に引き下げていた。鋼材需要が低調ななかで、市況の早期底入れを図るのが狙いのようだ。7~9月の間は東京地区での鉄スクラップ価格は下落圧力が掛かり、東京製鉄にとって仕入価格の抑制効果が収益を下支えすると期待されてはいるものの、出荷数量が好転しないままではトップライン自体が下振れするリスクもあることから、需要環境に対する慎重な見方をもとにした売りが続いているようだ。
株探ニュース