共英製鋼が一段高、鉄スクラップ価格想定下回り上期営業利益予想を上方修正
共英製鋼<5440>が後場一段高となっている。午後1時ごろ、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、営業利益を52億円から90億円(前年同期比2.1倍)へ、純利益を32億円から55億円(同81.1%増)へ上方修正したことが好感されている。
売上高は1250億円(同12.9%増)の従来見通しを据え置いたものの、鉄スクラップ価格が想定を下回る水準で推移していることが要因としている。
なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高629億2500万円(前年同期比23.8%増)、営業利益45億9800万円(同2.1倍)、純利益28億6300万円(同44.2%増)で着地。20年3月期通期業績予想は売上高2550億円(前期比5.3%増)、営業利益110億円(同19.6%増)、純利益70億円(同7.6%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に、東京鉄鋼<5445>と環境リサイクル事業で業務提携すると発表した。両社は08年5に包括的技術提携契約を締結し、環境リサイクル事業分野における技術面での情報交換や廃棄物処理の一部委託、リサイクル展示会における共同のPR活動の実施などで協力関係にあったが、協力関係をさらに発展させ同事業の拡大を図るのが狙いとしている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
株探ニュース