大同特鋼が反発、国内大手証券は「1」へ引き上げ
大同特殊鋼<5471>が反発。SMBC日興証券は24日、同社株の投資評価を「2」から「1」へ引き上げた。目標株価は4100円(従来5340円)とした。20年3月期の連結営業利益を291億円から280億円(会社予想290億円)に下方修正しているほか、21年3月期は、自動車生産の落ち込みを受けて同利益は34億円の大幅減益を予想するなど目先は厳しい状況を見込んでいる。しかし、長期的には好材料が揃いそうだとみている。具体的には(1)自動車、半導体向けにステンレスは景気回復とともに回復が見込める、(2)特殊鋼価格は高炉の努力で支給材は高値を維持している、(3)原油、電極の高騰の費用に苦しめられてきたが、足もとでは沈静化している。特に、原油は1バレル=1ドルの下落で年2億円の営業増益要因となる――ことなどを指摘している。
株探ニュース