鋳鉄管が急反発、24年3月期最終利益が計画上振れで着地
日本鋳鉄管<5612>が急反発し年初来高値を更新している。前週末26日の取引終了後に発表した24年3月期連結決算で、最終利益が4億7500万円(前の期比31.1%増)と、従来予想の2億4000万円を大幅に上回って着地し、22円を予定していた期末一括配当予想を44円に引き上げたことが好感されている。
全国的な水道管路布設工事の遅れや水道事業体の発注量の減少などを受けて、売上高は182億円から168億5900万円(同2.5%減)へ下振れたものの、販売価格の改定を進めたことやコスト削減を積み上げたこと、スポット工事請負案件の受注やグループ会社での売上増などの一過性増益要因もあり、利益は上振れたとしている。なお、25年3月期業績予想は、現時点で合理的な算定ができないとして非開示としている。
株探ニュース