フジクラは一時10%高、データセンター特需期待と電線地中化関連の切り口も
フジクラ<5803>が急動意、一時10%を超える上昇で一気に3400円台に乗せる場面があった。生成AI市場の拡大を背景にデータセンターの建設需要が世界的に高まりをみせている。大容量の情報をやりとりする上で、そのインフラとして光ファイバーなどの光学製品需要も押し上げられており、同製品で高い実績を持つ同社株に物色の矛先が向いた。前日の米国株市場でディスプレー用ガラス基板や光ファイバーを手掛けるコーニング<GLW>が業績の上方修正を受け急騰を演じたことで、その連想買いを誘導した格好だ。また、7日の東京都知事選で小池百合子氏が3選を果たしたが、小池氏が掲げる政策の「電線地中化」では同社や古河電気工業<5801>など電線メーカーの商機が高まるとの見方があり、株価の押し上げ材料となっている。
株探ニュース