浜井産は続急伸、半導体市況回復による業績上振れ期待と10倍未満の低PER魅力
浜井産業<6131>がマドを開けて続急伸、一時8.7%高と値を飛ばし1600円台目前まで上値を伸ばした。同社はラップ盤(研磨機)、ホブ盤(歯切り機)、フライス盤(切削加工機)などで高い商品競争力を誇り、半導体や自動車業界を主要顧客としている。そのうち自動車業界向けではサプライチェーン問題解消による生産台数回復の追い風を捉えている。また、半導体市況は低迷が長引いているものの既に底は入った状態で、来年以降の本格回復を先取りする動きが日米の株式市場で顕在化している。市況回復局面では同社もその恩恵を享受することになりそうだ。24年3月期は営業利益段階で前期比23%増の7億4000万円予想と2ケタ成長トレンドを継続する見通しだが、今上期(23年4~9月)時点で同利益は前年同期比51%増の4億6700万円を達成、対通期進捗率も63%に達しており、下期の順風環境を考慮すると一段の上振れも視野に入る。PERが依然として10倍未満と割安なことも買い人気を増幅している。
株探ニュース