ミクロンは反落、20年8月期業績予想を下方修正
ミクロン精密<6159>は反落している。9日の取引終了後、20年8月期の連結業績予想について、売上高を62億3300万円から53億5300万円(前期比20.8%減)へ、営業利益を8億1800万円から5億500万円(同49.6%減)へ、純利益を6億7300万円から4億6500万円(同29.5%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
当初想定した案件で受注に結びつかなかった案件があったことに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大により営業活動が制限されたことや、海外向け案件の一部で売り上げが翌期以降に繰り越しとなる見込みであることなどが要因としている。
なお、第3四半期累計(19年9月~20年5月)決算は、売上高34億6600万円(前年同期比29.6%減)、営業利益1億6900万円(同79.2%減)、純利益2億3600万円(同58.8%減)だった。
同時に、第一医科(東京都文京区)及び山形大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学講座と共同開発した電動式骨手術器械「ZAOSONiC」について、第一医科へのOEMを開始したと発表した。同製品は、内視鏡下副鼻腔手術や経外耳道的内視鏡下耳科手術に対応した超音波振動式骨削開ハンドピース型手術器械システム。なお、20年8月期業績への影響はないとしている。
株探ニュース