中村超硬が反発、ナノサイズゼオライト製造用パイロットプラントの設置完了
中村超硬<6166>が3日ぶり反発。直近2営業日は全体地合い悪もあって下値を探る動きを強いられ、前日は700円台を割り込む場面もあったが、きょうは寄り付きカイ気配で切り返す展開となった。同社はウエハー切断用のダイヤモンドワイヤーからは撤退し、現在は電子部品実装機用のノズル生産などを主力とするが、旺盛な需要を確保しており業績は回復歩調にある。22年3月期営業利益は前の期比2割増の2億円を見込んでいる。そうしたなか、7日取引終了後、同社が新規事業として進めているナノサイズゼオライトの製造用パイロットプラントについて、その設置が完了したことを発表した。早期事業化に向け、協業パートナー会社と連携して取り組んでいく方針にあり、これを手掛かり材料に投資資金が流入した。
最終更新日:2022年04月08日 09時19分
株探ニュース