鎌倉新書が年初来安値を更新、葬祭や仏壇など計画下回り22年1月期業績予想を下方修正
鎌倉新書<6184>が大幅安で3日続落し、年初来安値を更新している。9日の取引終了後、22年1月期の連結業績予想について、売上高を40億9000万円から39億円(前期比20.4%増)へ、営業利益を7億2000万円から5億3000万円(同2.0倍)へ、純利益を5億円から3億8000万円(同2.1倍)へ下方修正したことが嫌気されている。
7月後半から9月にかけてコロナウイルス感染拡大の第5波に伴う緊急事態宣言や悪天候、オリンピックなどの影響で全国的に外出が自粛されたことを受けて、8~10月のお墓、葬祭、仏壇、海洋散骨事業の売り上げ・利益が計画を下回ったことが要因。また、10月に営業を本格的に開始した介護事業子会社が想定よりも順調な滑り出しとなったことで広告宣伝費など先行投資を増やしたことも響くとしている。
なお、同時に発表した第3四半期累計(2~10月)決算は、売上高27億3400万円(前年同期比19.7%増)、営業利益3億8300万円(同6.5倍)、純利益2億7000万円(同7.7倍)だった。
株探ニュース