エンシュウが逆行高で年初来高値、EV向け需要開拓し業績も急回復へ
エンシュウ<6218>が全体下げ相場に逆行し約2週間ぶりに年初来高値を更新した。一時47円高の839円まで値を飛ばす場面があった。マシニングセンタなどの工作機械を製造し自動車業界向けを中心に需要を取り込んでいるほか、レーザー加工機分野でも実力を発揮する。世界的な電動車シフトを背景とした、電気自動車(EV)量産化をにらみ、EV向け部品加工や工作機械受注に注力している。24年3月期営業利益は前期比13.3倍の10億5000万円予想と急回復を見込んでおり、時価予想PERは10倍前後と割安感がある。更に一株純資産が約1800円と高水準で、PBRに換算して0.4倍台。800円台の株価は会社解散価値の半値以下に放置された水準で株高訂正余地が大きい。
株探ニュース