野村マイクロが上場来高値更新、メモリー市況回復続き超純水装置への追い風強い
野村マイクロ・サイエンス<6254>が3日続伸し上場来高値を更新した。半導体向け超純水装置を主力としており、韓国、中国、台湾の大手半導体メーカー向けに高水準の需要を取り込み業績は急拡大歩調にある。半導体メモリー市況の回復が続くなか、アジアの大手半導体メーカーの投資意欲については世界的な新型コロナウイルスの感染拡大の影響はほとんど受けていない状況にあり、特に同社の主要顧客である韓国サムスンの業績好調が強力な追い風となっている。21年3月期の売上高は従来予想の221億1800万円から305億円(前期比45%増)、営業利益は18億5000万円から31億円(同68%増)にそれぞれ大幅増額しており、時価は最高値圏にあるもののPERは依然として14倍台と割高感が感じられない。
株探ニュース