エヌピーシーが一時14.5%高と急騰、バイデン勝利にらみ米国での受注拡大に期待
エヌ・ピー・シー<6255>が大幅高、一時14.5%高の434円まで買われる人気となった。同社は今週明け13日に発表した20年8月期第3四半期(19年9月~20年5月)の営業利益が前年同期比25%増の3億6900万円と高水準の伸びを示したことで、これを手掛かり材料に投資資金が流入、急動意する展開となったが、その後も目先筋の利益確定売りをこなし切り、更に一段高の展開となり、市場の注目を集めている。太陽電池製造装置を展開し既に米国で需要獲得が進んでいるが、「再生可能エネルギーなどに大型投資を公約するバイデン前副大統領が今秋の大統領選に勝利する可能性が高まってきたことで、同社に追い風が吹くとの読みが働いている」(国内証券アナリスト)という指摘がある。また、世界経済フォーラムは15日、自然環境を最優先する企業経営が広がれば、2030年までに世界で計4億人近い新規雇用を創出できるとの報告書をまとめており、これも同社など再生可能エネルギー関連株を刺激する材料となっているもようだ。
株探ニュース