マルマエの戻り足急、半導体関連見直しの流れに乗り空売り買い戻しを誘発
マルマエ<6264>の戻り足が急となっている。同社は半導体製造装置向けを主力に精密加工部品の製造を手掛け、半導体大手メーカーの設備投資需要を取り込み足もとの業績は好調を極めている。今月11日にマドを開けて急落したが、これは決算発表を受けたもの。22年8月期営業利益は前の期比96%増の23億6100万円と倍増近い伸びで過去最高益を大幅に更新したが、23年8月期見通しについてはその反動で前期比29%減の16億8000万円予想としたことが嫌気された。
しかし、市場では「会社側見通しは保守的といってよく、マーケットも過剰反応で(1500~1600円の水準は)売られ過ぎ」(中堅証券アナリスト)という見方もでていた。ここにきて日米の半導体関連株に見直しの動きがみられるなか、直近信用倍率0.78倍と売り長の同社株にも買い戻しを誘発しているもようだ。
株探ニュース