タカトリに大量の買い注文、21年9月期上期の営業損益が一転して黒字に
タカトリ<6338>は寄り付き大量の買い注文に商いが成立せず、気配値のまま水準を切り上げる展開となっている。同社は半導体製造装置メーカーでマルチワイヤーソーなどを手掛ける。電気自動車(EV)の普及を背景にパワー半導体のニーズが高まりをみせるなか、SiC(炭化ケイ素)デバイスの精密切断技術などで圧倒的な強みを持っている。26日取引終了後、21年9月期上期(20年10月~21年3月)業績予想の修正を発表した。新型コロナウイルスの影響で遅延していた海外新規案件が動き出したことやコスト削減努力が実り、営業損益は従来予想の1億1300万円の赤字から一転1億5600万円の黒字に修正しており、これがポジティブサプライズとなって投資資金を呼び込んでいる。
株探ニュース