北越工がプラスに転じる、24年3月期最終利益は計画を大きく上回る
北越工業<6364>が後場プラスに転じている。午後1時ごろ、集計中の24年3月期連結業績について、純利益が従来予想の45億3500万円から50億9000万円(前の期比35.7%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視されている。
国内におけるホテル、工場及び倉庫などの旺盛な建築工事需要を背景に、高所作業車の出荷が堅調に推移したほか、工場設備用のモータコンプレッサの拡販を推し進めた結果、製品出荷や部品・サービスの販売が増加し、売上高は496億円から519億円(同5.9%増)へ上振れた。予想を上回る原材料価格の高騰に価格転嫁が追い付かず営業利益は65億5000万円から61億8000万円(同27.6%増)へ下振れたが、為替相場が円安に振れたことで為替差益が発生し、最終利益は従来予想を大きく上回った。なお、業績上振れに伴い20円を予定していた期末配当を37円に引き上げた。
株探ニュース