トヨカネツがカイ気配スタート、今期最終益予想の上方修正と配当予想の増額を好感
トーヨーカネツ<6369>がカイ気配スタート。29日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想の修正を発表した。最終利益の見通しを24億円から28億円(前期比17.7%増)に引き上げた。年間配当予想も30円増額し180円(前期比33円増配)に見直しており、これらを好感する流れとなっている。
AZ-COM丸和ホールディングス<9090>の株式売り出しに際し、トヨカネツは保有する株式の一部を売却する。投資有価証券売却益は約11億6600万円で、特別利益を計上する。一方、次世代エネルギー開発事業での新設タンク案件の受注見込みにずれが発生したほか、みらい創生事業でのM&A展開の鈍化、DX(デジタルトランスフォーメーション)関連を含む費用が想定を上回る見込みとなったことなどを踏まえ、売上高と営業利益、経常利益の見通しは下方修正した。
株探ニュース