木村化がカイ気配値のまま水準切り上げ、今期大幅増額で12期ぶり過去最高益更新へ
木村化工機<6378>が全般下げ相場に抗して大きく買い優勢でスタート、気配値のまま水準を切り上げる展開となっている。同社は化学プラントを主軸に保守・エンジニアリングを展開し、蒸発装置で強みを発揮するほか、原子力関連機器でも実績が高い。企業の設備投資需要の回復が想定以上で、合理化努力も寄与して収益は高水準の伸びを示している。10日取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表したが、営業利益は従来予想の19億2000万円から27億4000万円(前期比44%増)に大幅増額しており、一気に10年3月期以来12期ぶりの過去最高利益更新となる見通し。これがポジティブサプライズとなった。なお、期末一括配当を従来計画の15円から20円(前期実績は15円)に5円も上乗せしており、これも買い人気を助長している。
株探ニュース