会社側からの【修正の理由】

当パチンコ・パチスロ業界におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が長期化していることから、パーラーの稼働回復に時間を要していることに加え、世界的な半導体不足による一部の新機種の販売延期、販売数量が制限されるといった影響も重なり、厳しい経営環境を強いられております。一方で、遊技機規則の改正に伴う旧規則機の撤去期限が2022年１月末に到来し、新規則機への完全移行が最終局面を迎えました。　このような中、当社グループにおきましては、新規則機への入替需要の獲得に向け、部品調達難の影響を最小限に抑えるべく、半導体をはじめとした部品の先行発注、代替品の手配に注力し、販売目標達成に全力で取り組んでまいりました。パチンコ機においては、計画台数の販売を順調に積み上げ、第２四半期に投入した「フィーバー 機動戦士ガンダムユニコーン」、第３四半期に投入した「新世紀エヴァンゲリオン ～未来への咆哮～」の両タイトルについては、ファンの熱烈な支持を獲得し、パチンコ市場を牽引する好調な稼働を見せるなど、当社グループのブランド力向上に大きく貢献し、計画を上回る受注・販売を積み上げることができました。なお、第４四半期においては、入替需要の一巡が見込まれる中、上記主力タイトルの追加販売が下支えとなる一方、パチスロ機においては、新基準機へのブラッシュアップを図るため、予定していた一部タイトルを戦略的に次期以降に販売時期を変更しております。　この結果、パチンコ機の販売台数は当初計画154千台に対し163千台、パチスロ機の販売台数は当初30千台に対し、22千台となる見込みであり、上記主力タイトルの販売が好調に推移したことを主因とし、売上高及び利益は上記の通り当初予想を上回る見通しであります。なお、2021年８月６日に公表した通り、政策保有株式の一部売却に伴う投資有価証券売却益が発生したこともあり、親会社株主に帰属する当期純利益は17,200百万円となる見通しであります。上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。