グローリー急伸、23年3月期営業損益予想の上方修正と自己株消却を好感
グローリー<6457>が急伸している。7日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を2500億円から2550億円(前期比12.6%増)へ、営業損益を70億円の赤字から5億円の赤字(前期102億9700万円の黒字)へ、最終損益を85億円の赤字から45億円の赤字(同65億900万円の黒字)へ上方修正しており、これを好感した買いが流入している。
半導体など部品調達難に伴う生産の影響は改善傾向にあり、国内外ともに販売が回復に向かっていることが要因。また、経費支出の抑制やプロダクトミックスの改善なども寄与する。なお、同時に発表した第3四半期累計(22年4~12月)決算は、売上高1785億300万円(前年同期比12.5%増)、営業損益16億2100万円の赤字(前年同期86億3300万円の黒字)、最終損益46億8900万円の赤字(同66億8100万円の黒字)だった。
あわせて、2月28日付で470万株(発行済み株数の7.4%)の自己株式を消却すると発表しており、これも好材料視されている。消却後の発行済み株数は5893万8210株となる予定だ。
株探ニュース