日製鋼とシンフォニアがS高、全体相場の急落一服で防衛関連に押し目待ちの資金
日本製鋼所<5631>とシンフォニア テクノロジー<6507>がストップ高の水準に買われた。8日の東京市場では日経平均株価が急反発した。3月26日のザラ場高値3万8220円から4月7日のザラ場安値3万792円まで7400円あまり下落し、特に7日の下落幅は史上3番目の大きさとなるなど、ショック安商状を呈していた。日製鋼をはじめとする防衛関連株も急落を余儀なくされたが、「トランプ2.0」で揺れる世界情勢のなかにあっても、国内では防衛関連予算を増額する流れ自体が変わることは見込みにくく、全体相場の急落が一服した8日に入ると、業績面で盤石な投資対象として押し目待ちの資金が流入したようだ。豊和工業<6203>も一時ストップ高。三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>、IHI<7013>の重工大手3社は10%を超す上昇となっている。
株探ニュース