ソシオネクスは買い優勢、前週末75日線足場に切り返すも引き続き不安定な値動き
ソシオネクスト<6526>が買い優勢の展開、日本政策投資銀行を含む大株主3社による全株式売却が発表されたことを受け前週6日にストップ安に売られたが、前週末7日は75日移動平均線をサポートラインに下げ止まり切り返しに転じていた。発行株数の増加を伴う公募増資ではなく売り出しであるため一株利益が希薄化せず、その点ファンダメンタルズからは株価の下げ圧力は発生しにくい。ただ、全体の37%超に相当する株式が市場に放出されることで株式需給面での警戒感が上値を重くしている。前週末の米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)がほぼ横ばいで引けており、これは同社株をはじめとする半導体関連には中立要因。アドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>は前週末終値近辺で強弱観を対立させている。
株探ニュース