ソシオネクスは思惑錯綜、75日線をサポートラインに切り返しに期待
ソシオネクスト<6526>は強弱観対立、信用取引の追い証を回避する売りと押し目買いが交錯してもみ合う展開となっている。日本政策投資銀行を含む大株主3社による株式売り出し(全株売却)が発表されたことで、前週6日にストップ安に売り込まれたが、その後も不安定な値動きが続いている。前日の米国株市場では大型ハイテク株は売られたものの、半導体セクターは総じて高い銘柄が多く、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も2%高と続伸した。これは東京市場でも半導体関連株に追い風となるが、同社株の値動きは全体にも影響を及ぼしやすい。同社株については、きょうから13日までのいずれかの日に売り出し価格が決定することもあって思惑が錯綜している。テクニカル的には前週のマドを開けての急落も75日移動平均線上で下げ止まっており、リバウンドが期待されるタイミングにある。
株探ニュース