マキタ<6586>は、１月３０日に昨年来高値５４００円をつけ、翌３１日に第３四半期累計（１７年４～１２月）決算と１８年３月期業績予想の上方修正を発表したことで、材料出尽くし感で調整しているが、業績再評価の動きから高値更新の動きが期待できる。

同社は、電動工具の分野で幅広い製品ラインアップを用意するとともに、世界中に構築した強固な直販・サービス網で顧客の囲い込みを図り事業を拡大させてきたが、引き続きこの強みを生かした成長が期待できる点に注目。特に近年では、リチウムイオンバッテリー製品など革新的な製品を投入することで、成長力をさらに強めている。

前述の上方修正は、第３四半期までの販売が国内外市場で想定よりも堅調に推移していることが要因としているが、先進国だけでなく新興国にも販売回復が広がっていることから、さらなる上振れの可能性は大きい。また、リチウムイオンバッテリー製品が先進国を中心に普及し始めており、これが継続することで、来期以降も増益基調が続きそうだ。（仁）

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）

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