芝浦は年初来高値更新、4~6月期経常益は好発進で受注に生成AI需要の追い風も
芝浦メカトロニクス<6590>は年初来高値を更新し、一時2万6000円の大台に乗せる場面があった。3日の取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、経常利益が前年同期比15.5%増の22億900万円だった。通期の計画(67億円)に対し、進捗率は約33%と好発進となった。受注高は同39%減の177億円と、前年同期に半導体前工程でまとまった受注があった反動が出たものの、後工程関連での生成AI用GPU(画像処理半導体)の需要増に伴って、メカトロニクスシステム部門の受注高は前四半期(1~3月)比で大幅増となった。上期(4~9月)の業績が計画を上振れる見通しを示したことも相まって、成長期待が一段と膨らみ、買いを集めた。4~6月期の売上高は前年同期比3.1%増の142億5400万円だった。
株探ニュース