JVCケンウはマド開け急騰で上昇率首位、大手証券の強気評価追い風にPBR1倍復帰目指す
JVCケンウッド<6632>がマド開け急騰でプライム市場の値上がり率トップ。一気に9.5%高の509円まで駆け上がる場面があった。大型連休前の4月27日に23年3月期決算と併せ、高水準の自社株買いを発表したことがマーケットで注目を集めた。発行済み株式数の7.32%にあたる1200万株を上限に、きょうから9月29日までの期間で自社株を取得するが、市場関係者によると「同社株はPBR1倍を下回っており、東証の低PBR改善要請に呼応する形で積極的な株主還元策を打ち出していることが好感される。新中期経営計画に対する評価も高い」(中堅証券ストラテジスト)という。そうしたなか、今月2日には野村証券が同社の決算発表及び新中期経営計画を踏まえ、「PBR1倍に向け株価アップサイドが大きい」として、レーティングを「Buy」に変更、目標株価を700円に設定したことも買い人気に拍車をかけている。
株探ニュース