「みんなの株式」が集計する「個人投資家の予想（最新４８時間）」の１１日午後２時現在で、第一精工<6640>が「買い予想数上昇」で２位となっている。

前週末８日の取引終了後、１９年１２月期の連結業績予想について、売上高を５３４億円から５３５億８０００万円（前期比１．７％増）へ、営業利益を５億５０００万円から１４億５０００万円（同２．０倍）へ、最終利益を２億円から９億円（前期１８億８２００万円の赤字）へ上方修正した。電気・電子部品事業で、主要製品のパソコン向け細線同軸コネクタや基板対基板コネクタを中心に第３四半期以降の受注の回復傾向が顕著となり、部品需要が増加していることが要因としている。

また、業績予想の修正に伴い、従来１５円を予定していた期末配当を５円増額して２０円にするとあわせて発表した。年間配当は２５円（従来予想２０円）となり、前期実績に対しては５円の増配となる予定だ。

これらを受けて、この日の同社株には朝方から買いが集中し、ストップ高の３１６０円に上昇。なおも買いを集めて午後２時３０分時点ではストップ高カイ気配となっており、これが買い予想数の上昇につながっているようだ。

なお、第３四半期累計（１～９月）決算は、売上高３９６億１３００万円（前年同期比１．１％増）、営業利益９億３３００万円（同４．３％減）、最終利益６億５０００万円（同０．５％増）だった。

出所：MINKABU PRESS

株探ニュース