ADプラズマが大幅高、半導体関連出遅れで機関投資家の買い増しに思惑も
アドテック プラズマ テクノロジー<6668>が全般軟調相場のなか逆行高、一時8%高の1290円まで買われる人気となった。半導体向けを主力とする高周波プラズマ電源装置のトップメーカーで、ここ世界的に半導体市況回復期待が高まるなか、見直し買いが流入している。前日のアジア株市場では半導体受託生産世界トップのTSMCの7~9月の売上高が大幅な伸びとなったことで同社の株価も上昇、大手半導体メーカーの設備投資意欲の高まりを織り込みに行く段階に入った。同社は来週14日に20年8月期の決算発表を控えるが、営業利益段階で前期比85%増の10億5000万円を計画している。市場では未達の可能性が意識されているが、株価的には織り込みが進み、ここ三井住友DSアセットマネジメントが純投資目的で保有株を買い増す動きなどをみせていることも思惑につながっている。
株探ニュース