サクサがカイ気配スタート、業績増額修正と株主優待制度新設受け投資資金集中
サクサ<6675>が大口の買い注文に寄り付き商いが成立せず、カイ気配のまま急速に株価水準を切り上げている。ネットワーク関連製品やセキュリティー製品などを展開するが、OEM事業のアミューズメント向け新カードユニットが好調なほか、映像ソリューション事業などが牽引する形で足もとの業績は会社側の想定を上回って推移している。前週末11月29日取引終了後、25年3月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の21億円から28億円(前期比16%減)に上方修正した。更に株主優待制度を新設することも併せて発表。毎年3月末時点で200株以上を保有する株主を対象に、株主優待ポイント(保有株数と保有期間に応じて3000~2万8800ポイント)を付与することを発表。株主優待ポイントは株主限定の特設Webサイト「サクサ・プレミアム優待倶楽部」で使うことができる。これらを材料視する買いが集中する格好となった。
株探ニュース