サンケンが一時700円高超の急騰演じる、エフィッシモの買い増しを材料視
サンケン電気<6707>が全般地合い悪に抗して急騰、700円を超える上昇で7200円台まで株価水準を切り上げた。半導体素子を製造販売し、主にパワー半導体分野をフィールドとしている。足もとの業績は苦戦しており、25年3月期は営業利益段階で前期比3割減益を見込み、年間配当は無配(前期は15円)を計画している。そうしたなか、19日取引終了後、旧村上ファンド系投資ファンドのエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが同社の株式保有比率を従来の19.16%から20.18%に高めたことが、同日に関東財務局に提出された変更報告書で明らかとなった。保有目的は「純投資」としている。エフィッシモの買い増しを受けて、株式価値向上に向けた動きが会社側から打ち出される可能性に期待した買いを呼び込んでいる。
株探ニュース