タムラがマド開け急反発、7~9月期経常8割増益をポジティブ視
タムラ製作所<6768>がマドを開けて急反発した。7日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比4.9%増の518億7100万円、経常利益は同40.4%増の18億4400万円となった。7~9月期の経常利益は同79%増と増益率を高めており、足もとの業績のモメンタムを好感した買いを誘う形となった。
4~9月期は自動車向けで顧客の生産調整が解消に向かい、車載向け昇圧リアクターの需要が回復した。北米向けのデータセンター関連をはじめとしたITインフラ向けの大型トランス・リアクターも堅調な需要が継続し、電子部品関連事業は増収増益となった。一方、英国子会社の確定給付型年金制度をバイアウトにより保険会社へ移転することに伴って特別損失も計上。連結全体の最終利益は同95.8%減の5200万円となった。
株探ニュース