天昇電気工業<6776>は13日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比25.0%増の194.49億円、営業利益が同22.6%減の2.25億円、経常利益が同19.0%増の3.55億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同54.9%増の2.46億円となった。

日本成形関連事業の売上高は前期比22.4%増の162.18億円、セグメント損失は0.70億円（前期は0.50億円の利益）となった。新型コロナウイルス感染症再拡大により、同社主要納入先である自動車メーカーの完成車工場において、半導体不足等の影響により一定期間の操業停止や減産が行われた。一方で、竜舞プラスチックの株式を100%取得し連結子会社化し国内成形関連事業に含めた。

中国成形関連事業の売上高は前期比33.4%増の4.82億円、セグメント利益は同212.7%増の0.32億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響は軽微にとどまり、原価削減、利益率確保を徹底した生産販売に努めた。

アメリカ成形関連事業の売上高は前期比48.6%増の24.61億円、セグメント利益は同70.9%増の0.36億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、販売が減少していた家電等の売上が回復した。

不動産関連事業の売上高は前期比0.4%減の2.87億円、セグメント利益は同8.0%減の2.27億円となった。相模原市の土地・建物、二本松市所在の土地から構成されている。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比23.4%増の240.00億円、営業利益が同165.7%増の6.00億円、経常利益が同52.0%増の5.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同42.2%増の3.50億円を見込んでいる。

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