航空電子は大きく切り返す、ハーネス製品の収益性改善で上期営業36%増益
日本航空電子工業<6807>は朝安スタートも大きく切り返している。同社は23日の取引終了後に25年3月期上期(4~9月)の連結業績を発表。売上高1134億5100万円(前年同期比0.1%増)、営業利益92億1800万円(同36.1%増)となり、これを好感する買いが向かっているようだ。
携帯機器向けでの特定製品や産業機械・インフラ向けでの減収があったものの、コネクタ事業の自動車市場向けや航空・宇宙向けでの成長によって増収を確保した。自動車部門の成長を牽引しているハーネス製品の収益性改善に加え、コストダウンや売価適正化、為替影響などもあって大幅増益を達成した。なお、為替差損を計上したことが響き、最終利益は前年同期比1.2%減の66億3100万円だった。
株探ニュース