スミダコーポが大幅高で5連騰、欧州構造改革の効果見込み今期最終利益5.4倍計画
スミダコーポレーション<6817>が大幅高で5連騰。前週末7日の取引終了後、24年12月期の連結決算発表にあわせ、25年12月期の業績・配当予想を開示した。今期の売上高予想は前期比微増の1440億円、最終利益予想は同5.4倍の32億円とした。業績の底入れを期待した買いを誘う格好となったようだ。市場別では車載関連で増収を見込む一方、インダストリーと家電は減収を想定。欧州での事業構造改革による効果が利益を押し上げる見通し。24年12月期の売上高は前の期比2.5%減の1439億7800万円、最終利益は同88.3%減の5億9000万円。インダストリー関連市場での販売が想定を上回ったほか、経費の抑制も奏功し、計画を上振れして着地した。
あわせて同社は配当政策に関して、連結配当性向30%以上の水準を勘案して実施する基本方針を維持しつつ、同方針による配当が適切でない場合は、DOE(株主資本配当率)の水準として3%などとすることも考慮して、株主還元の充実を図る姿勢を示した。25年12月期の年間配当予想は前期比横ばいの53円とした。
株探ニュース