リオンがカイ気配スタート、医療機器事業好調で4~6月期最終益3.6倍
リオン<6823>がカイ気配スタート。前週末28日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。最終利益は前年同期比3.6倍の6億8300万円となった。中間期の計画に対する進捗率は約98%と業績上振れの思惑が広がり、買いが集まったようだ。
売上高は同16.0%増の60億1300万円だった。経済活動が正常化に向かうなかで補聴器は増収。医療機関の設備投資も回復傾向にあり、聴力検査に用いるオージオメーターの販売も好調に推移し、医療機器事業全体で増収増益となった。なお、補聴器及び環境機器の一部新製品の発売時期が第2四半期(7~9月)以降にずれ込んだことを受け、販売促進費や減価償却費などの費用の計上も当初の計画から遅れることとなり、第1四半期の各利益の進捗率を高める方向に作用した。
株探ニュース