エスペックが3日ぶり急反発、今期最高益・増配計画示しEV関連好調で中期計画引き上げ
エスペック<6859>が3日ぶりに急反発し、年初来高値を更新した。15日の取引終了後、24年3月期の連結決算とともに、25年3月期の業績予想を開示した。今期の最終利益は前期比4.6%増の52億円と、増益率は前期から鈍化しながらも過去最高益を連続で更新する見込み。また、前期の期末配当を5円増額したうえで、今期の年間配当は80円と、前期比5円の増配を予想しており、これらをポジティブ視した買いが優勢となったようだ。
今期の売上高は前期比4.6%増の650億円を計画する。同時に、中期経営計画の目標値も上方修正した。26年3月期の売上高目標は100億円増額して650億円、営業利益目標は5億円増額して75億円(25年3月期見通しは70億円)とした。電気自動車(EV)やバッテリー関連の投資が想定以上に堅調に推移しているほか、円安の進行も寄与する。25年3月期は受注残高が積みあがった国内で生産能力の増強に乗り出すほか、商品ラインアップの拡充なども進める。
株探ニュース