沢藤電がS高カイ気配、スパークス系による公開買い付け発表でTOB価格にサヤ寄せ
澤藤電機<6901>がストップ高の1303円でカイ気配となっている。スパークス・グループ<8739>が無限責任組合員をつとめる日本モノづくり未来投資事業有限責任組合傘下のARTS-4(東京都港区)が前週末19日の取引終了後、同社の完全子会社化を目的にTOBを実施すると発表しており、TOB価格1303円にサヤ寄せする格好となっている。
完全子会社化によりスパークスの投資先ネットワーク及び知見を最大限に活用することで沢藤電の企業価値向上を図るのが狙い。買い付け予定数は300万7835株(下限156万9600株、上限設定なし)で、買付期間は12月22日から26年2月9日までを予定している。TOB成立後、沢藤電株は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は同社株を12月19日付で監理銘柄(確認中)に指定している。なお、沢藤電は今回のTOBに対して賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨している。
株探ニュース