デンソーが反発、同社初のSiCパワー半導体を用いたインバーターを開発
デンソー<6902>が反発している。この日、同社初となるSiC(シリコンカーバイド)パワー半導体を用いたインバーターを開発したと発表したことが好感されている。
今回搭載されているSiCパワー半導体は、シリコン(Si)と炭素(C)で構成され、電力損失を大幅に低減する材料で作られている。電気自動車(BEV)の動力源となるモーターを駆動・制御する役割を持つインバーターの駆動素子にSiCパワー半導体を採用することで、従来のSiパワー半導体を用いたインバーターと比べ、特定の走行条件で電力損失を半減以下にしており、BEVの電費向上や航続距離の延伸に貢献するという。なお、同製品はBluE Nexus(愛知県安城市)の電動駆動モジュール「eAxle」に組み込まれ、30日発売の「LEXUS」初のBEV専用モデルである新型「RZ」に搭載されるという。
株探ニュース