京セラが急騰、4~6月期の最終利益は計画に対し約53%の進捗率
京セラ<6971>が急騰している。同社は30日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.2%減の4780億3800万円、最終利益が同0.9%増の371億4300万円となった。最終利益の通期計画(705億円)に対する進捗率は約53%となっており、業績の上振れを期待した買いが優勢になっている。
4~6月期は米ドルに対し円高が進行したことにより減収。シリコンダイオード・パワー半導体事業の譲渡契約締結に伴う一時損失約21億円を計上したものの、最終利益はKDDI<9433>株式の売却に伴う税額調整により、税負担が約40億円減ったため増益になった。通期業績予想は据え置き。想定為替レートは1ドル=135円、1ユーロ=150円で変更はない。
株探ニュース