KOAが急騰、25年3月期最終増益計画で見直し買いを集める
KOA<6999>が急騰している。23日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績予想を開示した。最終利益は前期比15.6%増の32億円を計画する。株価は全体相場に対し出遅れ感が強まっていたこともあって、最終増益予想を示したことを受けて見直し買いが集まったようだ。
今期の売上高は同10.9%増の719億円を計画。想定為替レートは1ドル=145円とした。産業機器や家電分野などでの在庫調整の長期化や中国経済の停滞などを背景に、今期の売上高と営業利益(前期比17.7%増の39億円の見通し)は中期計画で示した水準を下回ると予想する。半面、自動車向けの電子部品の需要は堅調に推移すると想定。高電圧検出用デバイダーに関しては今後も販売数量が増加するとの見方を示している。
株探ニュース