三井E&Sは大幅安、今期一転営業赤字に下方修正
三井E&Sホールディングス<7003>は大幅安。10日の取引終了後に23年3月期業績予想の修正を発表。営業損益を50億円の黒字から一転30億円の赤字(前期100億2900万円の赤字)としており、6期連続で営業赤字となる見通しを示したことが嫌気されている。
売上高も2500億円から2400億円(前期比58.6%減)へ引き下げた。第2四半期実績を踏まえて、「船舶」「エンジニアリング」セグメントを下方修正したことが響く。また、想定為替レートを円安方向に見直したことに伴い、多額の外貨建て費用を引き当て計上している「エンジニアリング」セグメントも下方修正しており、これも収益押し下げ要因となる。一方、為替ヘッジ効果が見込まれることから、経常利益以下の黒字見通しは据え置いた。
同時に発表した4~9月期決算は、売上高が1117億3200万円(前年同期比68.6%減)、営業損益が85億500万円の赤字(前年同期44億8900万円の赤字)だった。為替差益の計上などが寄与し、最終損益は14億1400万円の黒字(同26億3100万円の黒字)で着地している。
株探ニュース