三菱重の上げ足止まらず、防衛力強化決定で国策関連のシンボルストックに
三菱重工業<7011>の上げ足が止まらない。株価はきょうで6連騰となり、新高値街道をまい進する展開。長期波動で見ても、2016年12月の戻り高値5714円(修正後株価)に急接近しており、ここを上抜くかどうかが注目される。政府は前日に骨太の方針を閣議決定し、防衛力を5年以内に抜本的に強化することが明記された。防衛費はGDP比2%以上を意識する方向でまとまり、これを受けて防衛省と取引関係のある企業には、強力な追い風が吹くことが予想される状況となった。そうしたなか、国内で防衛関連部門の売り上げが群を抜く同社株は、そのシンボルストックとして買いが続いている。きょうは、このほか豊和工業<6203>や石川製作所<6208>なども上値追いが続いている。
株探ニュース