ニッチツが3連騰、株主優待制度の導入と期末配当予想の増額修正を好感
ニッチツ<7021>が3連騰している。11日の取引終了後、25年3月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表したほか、期末配当予想を15円から20円(年35円)へ引き上げたことが好感されている。株主優待は、毎年3月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、一律で1000円分のQUOカードを贈呈するという。
同時に発表した9月中間期決算は、売上高47億1400万円(前年同期比15.3%増)、営業利益1億5100万円(同9.3%減)だった。好調な機械関連事業と素材関連事業の回復により売上高は増加したものの、資源関連事業の採算が悪化したことが響いた。純利益は、政策保有株式売却益の計上などで2億1100万円(同3.0倍)と大幅増益となった。
なお、25年3月期通期業績予想は、売上高91億円(前期比9.8%増)、営業利益2億9000万円(同11.0%減)、純利益2億5000万円(同1.0%増)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース