7180東証P貸借
業種 銀行業

九州フィナンシャルグループ 株価材料ニュース

952.2
+9.2
+0.98%
業績
(15:00)
PTS

951

(21:41)
株価は20分ディレイ

個人投資家hina:「円高の影響と注目地銀2銘柄」【FISCOソーシャルレポーター】

市況
2023年9月14日 17時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「hina」氏(ブログ:hinaの株ブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

-----------

※2023年9月11日15時に執筆

『hinaの株ブログ』を執筆しておりますhinaと申します。ニッポン放送の人気番組【飯田浩司のOK!Cozy up!週末増刊号】に毎週レギュラー出演中。Yahoo!特設掲示板にて、「ピストン西沢とhinaの投資部屋」を運営中。CAMPFIREコミュニティにて投資情報配信サロン「hinaの株プレミアム」を開設、市場営業日には毎日メルマガを配信しています。株の入門書『超ど素人が極める株』は翔泳社から出版。増刷中です。

11日月曜日の日経平均は徐々に売られて行く展開でした。寄り付きの日経平均は+84円の32690円からの始まりとなりました。寄り後すぐに+140円となる32746円までつけていく場面もありましたが、上昇は続きませんでした。すぐにマイナスに転じていき、その後も少しずつ下値をつけていく動きが続きました。

先週末に読売新聞からマイナス金利解除に関する報道がありました。植田日銀総裁インタビューとしてマイナス金利解除も、という記事がありました。現在は短期金利を‐0.1%としていますが、これを0%に戻す可能性について触れたものです。これを受けて、本日の長期金利は上昇、ドル円は円高方向となっています。

読売新聞から記事が出たというのがまた真実味があるのでは?という見方につながっているようです。ドル円は、日本の金利が上がるという見方で日米金利差が縮小方向に向かうという見方となります。これでドル売り円買い要因となり、ドル円は先週末に147.8円程度だったものが146円台に入る円高になっています。

これで起きる影響としては、

・銀行株は利ザヤ改善でポジティブに

・不動産はローン金利上昇となると土地の売れ行きなど落ちますのでネガティブにというのが金利上昇でパッと思いつく直接的な影響となります。円高に振れたということで、車など主要な輸出企業にとっては収益の減少につながる要因となるので、トヨタ株など自動車メーカーは本日下げが目立つものが増えています。三菱UFJ<8306>は+4.3%の上昇、三井住友FG<8316>は+5.3%の上昇、みずほFG<8411>は+4.4%の上昇とメガバンクはそれぞれ+4%以上の上昇となっています。値下がりの目だった不動産セクターでは三井不動産<8801>は-4.3%、三菱地所<8802>は-4.1%、東京建物<8804>は-3.5%の下落となっています。

メガバンクなどは、昨年12月20日に日銀がYCC上限の引き上げを発表したことで急騰していったことがありました。今回のゼロ金利解除に関する議論は、まだ読売新聞からインタビュー記事が出ただけですが、この時と同じように金融機関にとっては買われて行く要因になる可能性は高いかなと見ています。

・九州FG<7180>九州の地銀大手です。よく上がってきていますので、ここから飛びつき買いということではなくて、下がったら買うという押し目買いスタンスで見ています。ただなかなか押してきません。地銀株は今年の3月以降上昇続きとなっている銘柄は多いです。3月10日ごろに、米国のSVB、シリコンバレーバンク破綻の余波で日本の銀行株も一時的に売られる場面はありましたが、それ以降持ち直していきました。TSMC関連の銘柄の一角として、以前からマークしていました。九州FGは昨年末には400円割れ程度でしたが、本日は高値792円までつけてきています。今は上がり続けているのでここから買いたい銘柄として見ているわけではなくて、下げたところを拾いたい目線で見ています。PBRは0.49倍と低PBRの銘柄でもあります。

・栃木銀行<8550>栃木地盤の第2地銀です。23年3月期は増収着地。同社も九州FG同様ここまでよく上がってきました。少し押し目を形成したら買いたいなと思いながら見ています。値動きとしては7月31日に286円高値をつけて、少し調整で8月17日には267円安値を付けています。そこから上がり続け、この2週間ほどの上昇相場の中ではチャート上の節目らしき動きは見当たりません。8月17日の267円から、9月11日高値341円の上昇幅の半分くらい、ということで300円に近づくところまでの押し目形成があるようなら拾ってみたいな。という目線で見ています。上がってしまった銘柄ですので、どうしても買うなら少ない枚数の打診買い。そして下げたら買い下がるのが賢明ですね。腕に自信の無い方は、手出しは無用の位置です。ただ、買いたい銘柄リストとして、『押し目形成したら拾いたい銘柄』として監視継続していきます。

-----------

執筆者名:hina

ブログ名:hinaの株ブログ

《NH》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる