日産自が軟調、S&Pが格付け「投機的水準」に引き下げ
日産自動車<7201>が軟調。格付け会社のS&Pグローバル・レーティングが7日、日産自の長期発行体格付けを「トリプルBマイナス」から1段階引き下げ、「ダブルBプラス」としたと発表した。格付けが投機的水準まで引き下げられたことを嫌気した売りが優勢となったようだ。
S&Pグローバル・レーティングは、サプライチェーンの混乱やコスト高に加え、世界的な景気減速や金利上昇が加わり、自動車業界の事業環境は今後1~2年も厳しい状況が続く可能性が高いと指摘。過去数年にわたり低迷する日産自の自動車部門の収益性や販売台数が、想定した水準まで早期に改善し、安定化する見通しが遠のいたと判断した。
株探ニュース