トヨタが頑強な値動き、機関投資家の実需買いで最高値圏推移
トヨタ自動車<7203>が頑強な値動き。前週末まで6日続伸と上昇歩調を鮮明とし、週末28日は9100円台に歩を進め連日の上場来高値更新と気を吐いた。ここファンド系資金とみられる実需買いが継続的に流入し、株高を後押ししている。きょうは目先筋の利益確定売りをこなし前日終値近辺で推移している。22年3月期は営業利益段階で14%増益見通しと2ケタ伸長を見込んでおり、足もと外国為替市場で1ドル=110円前後と円安水準で推移していることも追い風となっている。世界的な電気自動車(EV)シフトの動きが加速するなか、EV用電池の生産設備投資の動きも積極化させ、今期の電池関連投資を前期比倍増の1600億円にすることが伝わっている。
株探ニュース