日野自がカイ気配スタート、三菱ふそうとの経営統合をサプライズ視
日野自動車<7205>がカイ気配スタート。30日の取引終了後、三菱ふそうトラック・バス(川崎市中原区)と、経営統合することで基本合意を締結することを決めたと発表した。日野自はエンジン認証に関する不正行為の発覚後、業績が悪化し、23年3月期まで3期連続で最終赤字を計上していた。今回の発表をポジティブサプライズと受け止めた買いが集まったようだ。
24年3月に最終契約を締結し、同年12月末までの経営統合の実施を目指す。日野自と三菱ふそうが、統合会社の完全子会社となる予定で、統合会社の株式は東証プライム市場及び名証プレミア市場への上場を想定する。トヨタ自動車<7203>と、三菱ふそうの親会社である独ダイムラートラックは、統合会社の持ち分比率を別途決める。経営統合実施後、トヨタは日野自の親会社ではなくなる見込み。日野自と三菱ふそうは商用車の開発、調達、生産分野で協業する。
株探ニュース