三菱自が続急落、今期は3600億円の最終赤字見通しで無配転落へ
三菱自動車工業<7211>が続急落し、年初来安値を更新している。27日の取引終了後、非開示だった21年3月期の連結最終損益が3600億円の赤字(前期は257億7900万円の赤字)に赤字幅が拡大する見通しを示しており、これが嫌気されている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で今期の自動車販売台数は前年比25%減の84万5000台に落ち込む計画とし、売上高は1兆4800億円(前期比34.8%減)となる見通しだ。また、構造改革費用を含む特別損失2200億円を計上する予定という。業績悪化に伴い、今期配当は8期ぶりに無配(前期は10円)に転落する方針とした。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)の同損益は1761億5700万円の赤字(前年同期は93億1200万円の黒字)だった。
最終更新日:2020年07月28日 11時32分
株探ニュース