ゼロから始める「株探」の歩き方 ― (25)長期成長が期待できるテンバガー銘柄を探そう

特集
2020年7月22日 14時45分

株価の上昇は好業績に裏付けられている

横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

◆経済危機があぶり出す企業の底力

個人投資家のみなさん、こんにちは! 株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香です。

日本列島では新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、「第二波襲来なの?」と警戒感が全国で広がり始めています。春の緊急事態宣言では多くの店舗が休業を余儀なくされ、経済活動に甚大な影響を及ぼしました。各種調査を見る限りでは、2020年は夏のボーナスが減少を強いられ、冬のボーナスにも影響を及ぼし始めている状況を鑑みると、今後は新型コロナウイルスとどのようにして共存して生活していくのか(ウィズコロナ)が焦点になってきそうです。

実際、報道などを見聞きする限りでは、緊急事態宣言を機に在宅ワーク(テレワーク)に移行する企業も増加傾向にあるようです。ただ、押印や書類作成、対面作業など法制度や慣行の見直しなども必要になってきますから、その広がりには期待したほどのスピード感はないのかもしれません。それでも私たちの働き方は着実に少しずつ変化していくことでしょう。数年後には満員電車による通勤風景も過去のものとなる時代がやってくることを期待したいものです。

コロナショックが世界中を駆け巡った3月から気づけば4カ月ほど経過し、"ウィズ&アフターコロナ"に向けて多くの企業が動き始めています。企業活動、そして働き方がどう変わるのか、年後半に発表される決算内容で少しずつ確認できるようになるのかもしれません。恩恵を受けるセクターもあれば、淘汰されるセクターも出てくることでしょうから、例年以上に年後半の決算発表は見逃せないものになってきましたね。

そこで今回は、株探の「銘柄探検」のファンダメンタルズとテクニカルの2つの視点のうち、決算の分析で威力を発揮する「ファンダメンタルズで探す」をみていきましょう。

次ページ: 業績は企業努力の積み重ね、時系列でみる大切さ

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