田中精密が大幅続伸、費用圧縮進め21年3月期業績予想を上方修正
田中精密工業<7218>が大幅続伸している。17日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を255億円から260億円(前期比18.8%減)へ、営業損益を12億円の赤字から3億円の赤字(前期3億2000万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。
新型コロナウイルス感染症や半導体の供給不足による自動車生産への影響などの不透明感は残るものの、増収効果や工場合理化などによる支出抑制、販管費などの総費用圧縮に努めていることが寄与する見通し。なお、最終損益はリスク分担型企業年金制度の移行に伴う影響額が未確定なことから、11億円の赤字から未定に修正した。
株探ニュース